表面の柔らかな陰翳が水面を思わせるエッジの効いた円皿。TOKIWAGIのデザイナー・寺内ユミ氏と、運慶を始祖とする鎌倉仏師の二十九世孫にあたる後藤久慶氏のコラボレーションにより生まれた鎌倉彫です。
国産の桂無垢材と国産漆を使い、研ぎ澄まされた彫刻刀で丹念に彫り込まれた表面の起伏は、水盤に起きる静かな波のように優しい表情を醸し出します。
「小」は和菓子を乗せる小皿や懐石料理の向付としてお使いいただける直径16cmほどの大きさ。「大」は菓子器などにお使いいただける24cmです。ウコン布に包んで桐箱に納められています。
寸法 φ160 × H25mm
重さ 114g
素材 桂、本漆 ※どちらも日本産
意匠 寺内ユミ
制作 三代目・後藤久慶
鎌倉彫 後藤久慶
1972年、鎌倉生まれ。運慶の流れを汲む二十九世孫。彫刻家・小畠廣志氏に師事したのち、1998年に「鎌倉彫 後藤久慶」を継ぐ。鎌倉雪ノ下に工房を構え、仏具や調度品を制作する傍ら美術家としても活動している。
TOKIWAGI
デザイナー・寺内ユミ氏によるプロダクトブランド。その土地で育まれ人の手から人の手へ受け継がれてきた工藝と人々の暮らしをデザインの力で結びつけている。出身地である佐賀県唐津に「ギャラリー TOKIWAGI」を構える。