莫大小
莫大小と書いて“メリヤス”と読みます。メリヤスとは編み生地の総称で、慣例的に靴下のことを指すこともありました。編み生地なので伸縮性があり、サイズにゆとりがあるため“大小 莫(なし)”という漢字が充てられたそうです。面白いですね。靴下としては聞かない単語となりましたが、編み物では一般的な名称のようですし、ウエスとしてホームセンターで扱っているのをたまに見かけます。
人間にはさまざまタイプがあるように小道具も違う。私はその人の個性にあった小道具をみたてる意味で慎重に小道具係とうちあわせる。
『小津安二郎』MUJI BOOKS (2017)
こちらは映画監督・小津安二郎の言葉です。独特の映像表現で多くの作品を生み出した映画監督であり、洒落者としても知られた人でした。実は自身で履く靴下にもこだわっていたようで、銀座へ行く時に気に入った海外製のものをまとめ買いしていたそうです。そのためか、小津作品は靴下を履くシーンが多い気もします。記憶が曖昧なので、間違っていたらご容赦ください。。。
アマナイでは靴下の取り扱いがありますので、どうぞご利用ください。