沖縄の竹細工職人が仕立てた骨に芭蕉紙を貼ったシンプルな構造のうちわ。TSUTOオリジナルの逸品です。
芭蕉紙とは沖縄に伝わる琉球紙の一種。糸芭蕉が原料として使われる世界的にも珍しい手漉きの紙です。沖縄が琉球王国だった時代に生まれ、明治時代に需要減と共に一度滅びてしまいましたが、昭和の後期から再興の兆しを見せているそうです。
坂奈津子さんは琉球紙の魅力と再興にかける作り手のドラマに感銘を受け、琉球紙作りに取り組むため沖縄へ移住してTSUTOを立ち上げました。うちわはその過程で生まれたプロダクトです。
シンプルで骨の少ない構造を可能にしているのは、芭蕉紙の丈夫な繊維と貼り感があってこそ。沖縄で五穀豊穣の神と伝わるミルク神の持つ軍配がデザインの元です。光にかざすと独特な繊維の透け感を見ることができます。
[苞・つと | 包まれたもの。また、その土地の産物 ]の名の通り土産物として、また涼を取る道具としてお求めいただけます。琉球石灰岩のスタンド付き。
インスタグラムにうちわを仰ぐ動画を掲載しています。
instagram : @amanai__
寸法 全長415 × 幅255 mm
素材 芭蕉紙(和紙) 竹 澱粉のり、琉球石灰岩
製造 沖縄/日本
ご注意
自然の風合いの残る竹や和紙を使用しています。そのため1点1点個性があり、特に扇部分の形に違いが顕著に出ています。ご注文後に在庫の写真をお送りしますのでお好みのものをお選びください。在庫が少ない場合はご希望が叶わないこともありますので、予めお問い合わせいただくことも可能です。
開封後に環境の違いで紙がたわむことがあります。晴れた日でもたわむことがあれば、軽く霧吹きをして自然乾燥をさせてください。
TSUTO
[苞・つと | 包まれたもの。また、その土地の産物]を屋号とし、沖縄に伝わる手漉きの紙「琉球紙」を用いたプロダクトを製作。主宰の坂奈津子さんは途絶えつつあった琉球紙の研究や文化の紹介をしている。