カキモリ Pop-up

kakimori at amanai

東京・下町を拠点とする文房具店「カキモリ」のポップアップイベントをamanaiにて開催いたします。

カキモリは〈たのしく、書く人〉をコンセプトに、書く体験を通した人との繋がりや感性を大切にし、文房具を永く使っていける日用品として提案しています。自分だけの文具を作ることができる「オーダーノート」や「オーダーインク」は全国から足を運ぶ人がいると聞きます。コア過ぎず、かといって広すぎもしない、絶妙な間口の広さで文房具を提案する世界観は多くの人を惹きつけます

 

amanaiが日頃ご提案しているカキモリの「つけペン」シリーズ。広く知られたボールペンや、文具ファンに人気の高い万年筆とも異なる、とてもニッチな筆記具です。ニッチにも関わらず、amanaiで試し書きをされた方はその書き心地の良さに共感されます。カキモリが独自に開発したペン先は、傾ける角度を変えて線の太さに強弱をつけたり、寝かせてインクで塗りつぶすようにして書くこともでき、一本で書ける表現の幅がとても広いのです。一度インク瓶につけるだけで、A5サイズ程度の広さは文章を書き続けることができるというのもありがたいポイントです。

お手入れが簡単で、書きたいときにサッと書き始めることができる。ニッチでクラシックな道具でありながら、つけペンはむしろこれからの時代に合う筆記具なのかもしれないと注目しています。

2022年秋よりamanaiで取り扱いが始まり、1年を経たところでポップアップのイベントを開催させていただく運びとなりました。

 

羊羹色 カキモリ amanai限定インク

今回のイベントでは通常の取り扱い品に加え、カキモリのノートやプランナー、新しく発売された波佐見焼のペンレストなどが並びます。そしてamanai限定のインクとして「羊羹色」をご注文いただけます。

 

限定インクをつくるにあたり、amanaiらしく日常使いのしやすい色にしたいと考えました。日本の筆記文化に根ざした墨のような、陰のある黒い色。色彩の世界は奥深く、黒にも数え知れぬバリエーションがあります。何か面白い黒がないかと本を漁ったところ、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』にこのような一節を見つけました。

 

“その羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。”

 

調べてみると「羊羹色」という呼び方があり、黒紋付など黒や紫の着物が褪せた様を表現する色のようです。饅頭のようなカキモリのインク瓶に、餡子が入っていると想像すると面白く、そう名づけることにしました。インクが乾かないうちは羊羹のような艶があり、つけペンで濃淡をつけることで墨黒から薄墨にもなる、使い易い色合いです。つけペンの他、万年筆にもお使いいだだけます。ぜひamanaiにてお試しください。

カキモリのポップアップイベント中は23日(木)祝日も営業いたします。皆さまのご来店を心よりお待ちしています。

 

 

 

カキモリ Pop Up Event

amanai 神奈川県鎌倉市由比ガ浜 3-1-2
2023年11月10日(金) - 26日(日)
12:00-17:00 水・木 店休日 ※祝日営業

◯限定インク「羊羹色」はご注文品です。
 詳細は店頭またはお問い合わせよりご連絡ください。

◯お取り扱い品 [ → Web Shop ]

期間限定のお取り扱い品
・Pigment ink(常設以外の色)
・Ink sampler set 
・Hasami pen rest
・Colour liner kit
・B6 plannner
・A5 notebook
・レターセット
 ※在庫状況により変動します

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