無垢の金属から削り出されたノック式のボールペン。黒の0.5mm芯が内蔵されています。
“チャンネル”とは水路や溝のことで、クリップを押し込むと突起が溝を移動して固定される仕組みになっています。ペン先を収納するときはクリップを摘むようにして元の位置に戻します。使いはじめはノックの感触が硬いですが、段々と馴染んで滑らかになっていきます。
軸はアルミの塊からひとつひとつ削り出されています。中心で二つの部位に分かれ、先軸の表面は平行の溝が無数に並んでいます。レコードをイメージしたといわれる溝の模様でもあり、滑り止めにもなっている優れものです。
クリップは真鍮製で、U字に曲げられた独特の形状をしています。ポケットに差し込むとクリップの表面だけが見え、まるで格子柄のタイピンのようです。真鍮は経年による変化が起きやすい素材で、ツヤが出たりくすんだりと使う人に沿った変化が楽しめます。
芯は三菱鉛筆のジェットストリームが採用されています。油性でありながら軽く滑らかな筆記が可能です。ペン自体に程よい重みがあるため、腕を動かしてスケッチを描くような使い方ができます。指定の替芯はお近くの文房具店でお求めいただけます。
インクが芯の溜まりからペン先を通り、ボールを回転して紙に付着する。ボールペンの仕組みが一種の“水路”のようになっているのは興味深い共通点です。チャンネルポイントペンは、頭の中を整理したりメモを書き留めたり、アイディアの流れを生む道具として役立ちます。
寸法 10 × 147 × 14mm
素材 アルミ 真鍮
重量 26g
国 日本
替芯 SXR-38 (0.38mm)
SXR-5 (0.5mm)
SXR-7 (0.7mm)
UMR-83E (0.38mm)
UMR-85E (0.5mm)
UMR-87E (0.7mm)
POSTALCO
ニューヨークのブルックリンで創業。現在は東京に拠点を置き、ステーショナリー ・バッグ・ウェアなど多岐にわたるプロダクトを提案しています。人の動きや生活様式、ときには動植物の構造からヒントを得るユニークな視点からものづくりをしています。